詩吟教室との出会い 2025.02.19 「大阪府・松まさ起様」から投稿頂きました。 私は地元に行きつけのレトロカフェがあります。 ある日「津軽海峡冬景色」を鼻歌で歌いながら席に座ろうとしていたところ、時折そのお店で顔を合わす常連客の女性から「詩吟を習ってみない」と突然声をかけられました。 高齢のその女性は詩吟の先生とのことで、「一度、見学においでよ。嫌だったらやめてもいいから」と誘って下さいます。 とりあえず体験入学のつもりで、参加させていただくことにしました。 初めてのレッスンは緊張したものの、詩吟にはメロディーがなく、大きな声を出しながらオクターブをはっきりさせるという面が私には合ってるように感じました。 楽しかったので次も参加すると、先生と20年来の旧知の仲である89歳の女性と一緒に学ぶ機会に恵まれました。レッスンの後世間話を交わしたのですが、先生のお友達は詩吟を習うよりもおしゃべりが先決だと陽気に仰っておられ、年齢よりも大変若く感じる方でした。 詩吟とおしゃべりを楽しみに通っているうちに、いつかは詩吟の先生になりたいという新たな目標を持つまでになっています。 「津軽海峡冬景色」の鼻歌が導いてくれたこの出会いを、大切にしたいと思っています。どこでどんな素晴らしいご縁があるか、分からないものですね!