交通広告(電車広告)とは?媒体の種類・特徴・注意点
交通(電車)広告について
- 交通広告(電車広告)とは
- 電車内のポスター広告、ステッカー広告、車内ビジョン(デジタルサイネージ)、つり革などの車内広告、駅構内の看板(サインボード)、駅貼りポスター、デジタルサイネージ広告、シート広告などの駅広告と電車の車外にあるラッピングやステッカーの車体広告に分別されます。
- 公共交通機関であり、生活に密着した交通広告は、他の屋外広告に比べても強制視認効果に優れ、マスメディアに近い性質を持ちます。
- その中でも路線や駅の特徴に合わせたセグメントも可能でターゲット層やペルソナの行動に合わせた展開ができます。
- コンテンツのない交通広告では、移動というごく自然な流れの中で潜在意識に情報をリーチすることが可能です。
- また媒体の種類も豊富で、ミニマムな予算に合わせたり、駅や電車内をジャックしSNSでの拡散も狙えます。
- 電鉄の運営するバス広告もあり、街の中を走行するバスのラッピング広告はインパクトもあり人気です。
交通広告の特徴
名称 | 交通広告、電車広告、OOH、オフライン広告 |
ターゲット | マス媒体のように不特定多数が対象。ブランディングに最適で特に公共性が高く、ターゲットへの信頼度は高い。 |
セグメント | 電鉄、路線、駅などニーズに合わせた展開が可能 |
弱点 | 費用対効果が測りづらい。 |
車内広告について
- 車内広告は
- 電車内の中吊り広告・ドア横・ドア上・まど上などのポスター広告をはじめ、窓ガラスや出入り口ドアにあるステッカー広告がございます。
- また最近では、デジタルサイネージ(映像広告)も増え始め、テレビやネット広告で放映されている動画の広告をそのまま電車内で掲出できます。
- 車内広告には女性専用車限定の企画などもあり女性ターゲットに特化した広告もございます。
- ジャック広告は、貸切電車やライナー、集中吊り、ハーフジャックなど様々な呼び名がございますが、乗車時にほぼ100%の到達率を誇る人気の広告となっています。
- つり革の広告や、アナウンスの広告(車内ガイド放送)など特殊な広告もございます。
車内広告の特徴
種類 | 中吊、ドア横、額面、まど上、ドア上、ステッカー、ツインステッカー、ドアステッカー、車内ジャック、貸切電車、女性専用車広告、車内ビジョン、つり革広告、車内ガイド放送など |
掲出期間 | 中吊は3日〜7日、まど上・ステッカーなどは1ヶ月単位、長期掲載も可能 |
利用シーン | キャンペーン、イベント告知、商品告知・ローンチ、認知度UP |
弱点 | 路線単位の掲載もあるが基本全線がセットになった企画が多く、予算が高額になりやすい。 |
駅広告について
- 駅広告は
- 駅構内の電照看板・額面看板・建植看板やB0・B1・B2ポスターなどのポスター広告をはじめ、駅をジャックしたり通常の常設枠ではない臨時シートなどのSP広告がございます。
- デジタルサイネージ(映像広告)は
- 従来の縦型のビジョンに加え、横長型のパノラマビジョンや40mを超す大型ビジョンまで登場しSNS上でも話題になっています。
- 主要駅や複数の駅をセットにしたネットワークビジョンや単駅で1ヶ月以上の掲載ができたり、7日間を1社で買い切りデジタルサイネージのジャック広告ができる企画もございます。
- 駅貼り広告は
- ミニマムであれば、1枚・1週間から掲載でき、B0サイズの連貼りや縦横繋げたジャンボ駅貼り、駅の階段壁面などをジャックする臨時集中貼りがございます。
- 主要駅をセットにしたり、路線ごとの複数駅をセットにした企画もありセグメントに合わせた広告が可能です。
- 看板広告は
- 3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月と長期の契約が多い広告で、店舗案内、医院案内、ブランディング、採用向けなど幅広くご利用いただけます。
駅広告の特徴
種類 | 駅看板(サインボード)、駅貼りポスター、SP広告、臨時集中貼り、デジタルサイネージ、駅ジャック広告など |
掲出期間 | 駅貼りポスターは7日単位、デジタルサイネージは7日や1ヶ月単位(長期掲載も可能)、看板広告は3ヶ月〜12ヶ月など長期契約 |
利用シーン | 店舗案内、医院案内、ブランディング、採用向け、認知度UPなど |
弱点 | 駅貼り1枚単位では効果が分かりづらい。広告料金以外の製作・作業費が高額になる場合がある。 |
車体広告について
- 車体広告は
- 電車の車両外側にシートをラッピンングしたり、入口扉側面にステッカー広告を掲出する企画です。
- インパクト抜群で、広告到達率が高くSNSでも話題になりやすい広告です。
車体広告の特徴
種類 | 車体ラッピング、車体ステッカー、車体広告など |
掲出期間 | ステッカーは1ヶ月単位、ラッピングは年間契約※Osaka Metroの車体ラッピングは現在受付しておりません。 |
利用シーン | ブランディング、観光誘致など |
弱点 | 製作費が必要な場合、割高。掲出までに時間が掛かり、タイムリーな告知には不向き |
バス広告について
- バス広告は
- バスの車体にシートをラッピンングしたり、車内のポスター広告・ステッカー広告がございます。
- 特に車体のバスラッピングは人気で、1台を全てラッピングするフルラッピング、一部分だけのパートラッピング・後部ラッピングなどで製作費を抑えれる企画もございます。
- 電車では届かない細かなエリアが特徴で、生活に密着した広告媒体です。
バス広告の特徴
種類 | 車体フルラッピング、パートラッピング、後部板、車内ポスター広告、車内ステッカーなど |
掲出期間 | 基本、年間契約〜6ヶ月などの長期契約が多いです。 |
利用シーン | ブランディング、店舗案内など |
弱点 | 路線の指定はできず営業所単位での申込となり希望のエリア外も走行する。ラッピングの製作費が割高。タイムリーな告知には向かない。 |
掲出の流れ・注意点
- 電車広告の掲出には
- 全て電鉄のクライアント審査・デザイン審査が必要です。
- 審査の通らない内容や電鉄が不適切と見做した場合は掲出することができません。
- また電車広告の申込は
- 一度申し込みをするとキャンセルができません。事前にしっかりと打ち合わせが必要になります。
審査基準の一部抜粋
誇大表現 | 根拠のない誇大な表現はNGです。No.1表記、最大、最高、日本初なども根拠資料(第三者機關が発行する公のもの)の提出が必要になります。
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青少年育成法 | 公共交通機関のため過激な表現、肌の露出が多いもの、刺青や他者を不快にさせるような表現はNGとなります。 |
電鉄の競合 | 交通広告の特徴ですが、電鉄が生業としている業務と競合した場合、掲出不可となる可能性がございます。 |
上記の内容はほんの一部です。規制業種などもございますので詳しくはお問い合わせください。
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