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親孝行

「広島県・レインボー様」から投稿頂きました。

私の父親は、13歳で陸軍少年飛行兵に志願、14歳から終戦までの3年間、操縦訓練を受けました。

卒業して満州への命令が出ておりましたが、途中で終戦を迎え、すぐに被爆後の広島に帰ってきました。もう少し戦争が長引いていたら、捕虜になっていたか、戦死していたに違いありません。

戦後生まれの私にとって戦争は、歴史の中の事だと感じていました。

偉大で優しい反面厳しかった父に、小学生の私は少年飛行兵の息子というプレッシャーを感じていました。父親参観日では2年連続で熱を出し、父が私のいない学校に行ってくれたのを覚えています。少年飛行兵の息子といっても、経験が無いので何も出来ないと、残念な気持ちを持ち続けていました。

大人になってから、父の影響を受け知覧で一人旅をしました。そこで様々な事を見聞きして、私の命を与えて貰った意味を感じるようになったのです。その想いから、色んな人間関係を築かせてもらい、全国に同じような境遇のご縁が繋がっていきました。

『親孝行したい時に親はなし』という言葉があります。

実際、親孝行している感覚はないのですが、一緒にご飯を食べたり、共有する時間を大切にするようになっています。大変な時代を生き抜いてきた父ですが、素晴らしい時代に生かさせて貰ったと、毎日のように感謝、感謝と言っております。

今では、お兄ちゃん(私)のお陰で良いご縁ができたと言ってくれるのが、嬉しい限りです。

そんな父の誕生日が、今日なのです♪(5月23日)。サプライズで孫を連れて、実家に行く事にしています!どんな笑顔を見ることが出来るのか、とても楽しみしています。