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車掌さんのアナウンス

「岐阜県・うめたみやこ様」から投稿頂きました。

2年前、81歳の母が両膝を人工関節にする手術を行う為のプロジェクトチームを、兄夫婦・姉・私で発足しました。

母の性格から長期入院は無理なことや、万が一のことも視野に入れて、近くの病院を探しました。幸いにも、お互い2時間で行け、11日間で手術から退院までが可能な病院を見つける事ができました。

姉が忙しい私達に代わって、毎日病院に通ってくれました。姉は県外に住んでおり、パーキンソン病と共存しながら頑張っていますので、運転は出来ず、交通手段は電車です。姉は元々は看護師で発病するまでは介護する立場だったのもあり、私達はつい姉に甘えてしまっていました。

姉が初めて、母が入院する病院まで行った時のことです。

名鉄電車を利用する際、乗り換えが分からず車掌さんに聞いて乗ったそうです。乗っていると、「次は○○。○○。■■方面へ行かれる方は、次の駅が便利です」と2回もアナウンスが入りました。

向かいの席に座っていらっしゃった女性お二人は、「アラっ?いつもこんな事言わないのに、今日は何でこんなに丁寧なのかしら。。。」と不思議がっていらっしゃったそうです。

姉はまだ還暦前ですが、病気の進行で腰が曲がっており、押し車で移動しています。その姿を見た車掌さんが、姉に分かり易いように、親切にアナウンスして下さったのです。

このアナウンスのお陰で姉は迷うことなく、病院に近い駅で降りることが出来、とても助かったそうです。あの時の親切な車掌さん、有り難うございました!

母の手術も大成功で、今は元気に歩き回っております。