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身近な国際交流

「大阪府・佐藤様」から投稿頂きました。

私はハングル(韓国語)を習っています。

 

ある日、ハングル教室の帰りにJR大阪駅の券売機で回数券を買っていると、隣から若い男の人が
「キョウト コレデスカ?」
と「京都」のボタンを指差して話し掛けてきました。そのとき私は、入れたお札が戻ってきたり、後ろに並んでる人が気になって、「ええ、そうです」と答えるのが精一杯でした。

 

無事に回数券を買い改札に入ると、さっきの若い男の人が2人、改札を入ったところで行き先案内の電光掲示板を見上げて、ウロウロしていました。

思い切って「京都ですか?」と声をかけると「ネー」(韓国語でハイの意味)と返事が返ってきたので、思わず「ハングル?」と聞いてしまいました。


京都行きのホームに一緒に向かいながら、ハングルのテキストを見せて、英語で「私は韓国語を勉強しています」と話し掛けると、とっても嬉しそうな顔をしてくれて(以下は全て英語)
「韓国に行った事があるの?」「どうして韓国語を勉強しているの?」「どれくらい勉強しているの?」
など短い時間でしたが話をすることができました。

 

彼らは大学生で、夏休みの旅行で東京と大阪、京都を回って近々ソウルに帰る予定だということも分かりました。私は授業で勉強した事を殆ど1つも思い出せなくて
「今は“1,2,3,4,5・・・”を勉強しているよ。」
とハングルで言うと笑われてしまいました。

 

2~3分で電車が来たので、それ位しか話しはできませんでした。

あとで思い返すと、京都や大阪についてもっと話したらよかったな~、とか、ハングルの単語も色々と使えるものがあったのにな~、と後悔することも多いのですが、少しは日本の印象が良くなったかな・・・と思うことにしました。


私自身も旅行先で出会う ちょっとした親切はとてもいい想い出になるし、そのことで国の印象も良くなった経験があるので、こんな小さなことから国際交流が始まると思っています。