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四人兄妹

「神奈川県・爆弾ママ様」から投稿頂きました。

 息子の学校に四人兄妹がいます。

ある日まで気にもしていなかったのですが、息子が忘れ物をした日、車で忘れ物を届けに行くと、もうすぐ学校が始まるのに、まだまだ学校から遠い所を歩いている・・・いえ走っている登校班がありました。
「どうしたんかな?だれか遅刻したかな?」よく見ると高学年の男の子が小さな女の子を背負っていました。
「あっ・・・あの兄妹だ・・・」

背負われていたのは2年生の知的障害の女の子。背負っていたのは、そのお兄ちゃん。回りの子が荷物を持って、皆で必死で走っています。いつもこうなのだそうです。未熟児で産まれた妹は、どちらかの脳が無く、歩けるものの障害は高いと聞かされていました。

「僕が連れて行くから」

入学の時のお兄ちゃんの言葉だとお母さんから伺いました。
お兄ちゃんが卒業されるまで、その光景は続きました。
回りの皆も協力して登校し、病気がちだった妹さんは片道2.5キロの登校のおかげで体力も出来、病気もしなくなったそうです。そして登校班はみんな仲良くなっていったそうです。

先日、お母さんに「背負って登校していたお兄さんに感激したことがある」と伝えたところ、「産まれた時は、四人目で何で?と思いました。でも天使ですね。この子のおかげで他の子が良い子に育った」と笑っておられました。
その言葉から、子供達はたくさんの幸せを運んでくれるな~、とひしひしと感じました。