ある女の子の一言 2006.01.31 「京都府・まい様」から投稿頂きました。 私がレストランでバイトをしていた時のことです。日曜日のランチタイム、いつも以上にお客様は一杯で、ホールの人も厨房の人もみんなピリピリしていました。私もお料理を運んだりお冷をついだりと、せわしなくホールを駆け回り、ただただお昼の時間が過ぎ、ピークが終わることだけを考えていました。そんな時、お子様ランチが出来上がりました。ちょっとお待たせしていたので、急いでお客様のところへ運んでいきました。そして、お子様ランチを女の子の前に置いた時です。その女の子は、私の方を向いて「お姉ちゃん、ありがとう」って言ってくれたのです。思ってもいなかったその一言に今までの疲れが一気に吹っ飛び、思わずその子に「ありがとう」と返していました。 私自身、食べに行きお料理を持ってきてもらっても、「ありがとう」という言葉はなかなか返せていませんでした。女の子の言葉を通して、「ありがとう」と言うことの大切さに改めて気づかされました。日常生活の中で、心で感謝することはあっても、「ありがとう」と口に出して言わないことがよくあります。これからは、感謝した時には、もっともっと素直に「ありがとう」と言おうと思いました。