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和菓子屋さん

「兵庫県・Y.M様」から投稿頂きました。

先日、ある和菓子屋さんで買い物をしました。

そのお店は、以前は我が家の近くにも店舗を出しており、私も幼少の頃には祖父母に連れられてよく銘菓を買い求めたものです。この店舗で昔働いていらっしゃった店員のOさんに、先日訪れた別の店舗で偶然お会いしたのです。

私は御供え用にお菓子を買おうとしており、他の店員さんに熨斗を書いてもらうために会計を待っていました。

暫く待っていると、Oさんがどこかから戻って来られました。そして、熨斗に書かれた名前を見て「ああ、●●さんですね」と話しかけて下さったのです。

家族から聞いた話ですが、私が生まれて初めて口にしたはっきりとした言葉は、この和菓子屋さんの銘菓の名前でした。それほどに愛着のあるお店でしたから、この和菓子屋さんは私にとって特別に感じられるのです。私がもう少し大きくなった頃、Oさんは別の店舗へ移られたようで、お会いできる機会もなくなってしまいました。

その後10年以上経った頃、この別店舗を利用した際にOさんがいらっしゃることを知り、今もお元気でいらっしゃる姿を目にしました。私のことを覚えていて下さっているとは思いもしませんでしたので、今回お話ができて嬉しさが倍増しました。

わずかな時間でしたが、Oさんは私も覚えていないような懐かしい話をして下さいました。我が家に届けに来て下さったこともあったそうで、その時のことを思い出しながら話して下さいました。また、私の祖父母のことも気にかけて下さり、嬉しく温かい気持ちになることができました。

最後に「また来てくださいね」と声をかけて頂き、お会いできた喜びも一入となりました。 是非またお店を利用し、今度はもっとお話しできたらと思います。我が家の近くにあった店舗は半年ほど前に閉店してしまいましたが、この店舗に立ち寄る楽しみができました。

これからも、家族でよく頂くこのお菓子屋さんの味を、大切に味わせて頂きたいなと思います。