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善意のスパイラル

「大阪府・たかだまさこ様」から投稿頂きました。

私は先日、非常に不思議な体験をしました。こんな事は、一生のうちでそうないと思います。

なんと、他人の貯金通帳を2ヶ月連続で拾ったのです。

1度目は、職場の近くでM銀行の通帳を拾い、その日のうちに交番に届けました。交番で私の名前や住所等を聞かれ、1ヶ月後、落とし主が現れたという通知を郵送で頂きました。1割の謝礼をもらう権利があると知らされましたが、辞退しました。

それから1ヶ月後、今度は私の家の近所で、通帳ケースを拾いました。以前と同じM銀行の通帳とキャッシュカードが、6冊ほども入っていたのです。通帳名を見ると、すぐ近くの宗教団体だったので持参しましたが、キョトンとしたような顔をされただけで、お礼のひとつもありませんでした。

僭越ながら、『拾ったのが私ではなく、悪意のある方だったらどうなっていたのだろうか?』と思ってしまいましたが、その時過去の出来事を思い出しました。私は、10年以上も前、3回も電車で財布入りのバッグごと落としたことがありましたが、いずれも良心的な拾い主が現れ、財布の中身はそのままで戻ってきたのです。

この事を思い出し、これは単に偶然ではなく、『善意の継承・スパイラル』なのかもしれない、と思うようになりました。私が善意で拾ってもらったから、私もその善意を受け継いでいく。自分が善意を受けたら、今度は他人に返す。こんな素敵なスパイラルが、どんどん拡大していったら、世の中も変わるのではないのでしょうか。