友人の決断 2010.02.03 「京都府・ドラゴン様」から投稿頂きました。 先日、同じ職場に勤める同期入社の友人が、見知らぬだれかの命を救うため、骨髄提供の手術をしました。以前からアイバンクと腎(じん)バンクに登録していた彼は、「自分が生きている間にも何か役立つことがあれば」と三年前、骨髄バンクにも登録したのです。提供依頼の通知があった時は、さすがの彼もびっくりしたらしいのですが、「もし自分の子供が白血病だったらどんな行動をとるだろうか、そして今決断しなければ、大切な命を救うことができなくなる」と決断したといいます。彼の奥さんは、全身麻酔に対する不安から、最初は反対していたようです。しかし手術当日は、お子さんに学校を休ませて手術に立ち会わせ、「頑張っているお父さんをしっかり見ておきなさい」と泣きながら言ったそうです。 「一つの命を助けることができたかもしれない、という自己満足だけですよ」と手術後に出社した時に、彼は笑って話してくれました。その時のとても爽やかな彼の笑顔が、印象深く忘れられません。