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将来の夢

「神奈川県・爆弾ママ様」から投稿頂きました。

子供も小学6年になると、親の話を素直に聞いてくれません。

頭もさほど・・・野球もさほど・・・顔もさほど・・・の息子は、クラスメートの半数が「中学受験」し、その他にも「硬式野球・サッカーチーム入団」「モデル事務所所属」など具体的な進路を決める中、卒業文集に書く「将来の夢」すら見つからず、将来へのあきらめを口にしていました。

「野球選手になりたいけどあいつより下手やし・・・
医者やパイロット、弁護士はアホやから無理やし・・・
みんなみたいな夢がみつからへん。普通のサラリーマンでええわ・・・」
「小学生は一杯夢見たらいいやんか!今、一杯遊んで、色んな経験して、友達と喧嘩して、そんな医者や弁護士の方が私は人の事がわかるとおもうよ。」
毎日のように私と言い争いをしていました。

そんな時の関西への帰省。


偶然、息子と顔を合わせた友達のお父さんが
「暗い顔してんなあ〜。何、焦ってんの〜。まだ12歳や。子供は色んな夢を一杯見ていいねんで!
この先、絶対にその夢の中から進路を決めなあかん時はもちろん来る。『夢』が現実にならない時ももちろんある。でも、夢を見られる子はな、絶対『頑張ろう!』って力が出る時が来るから。
目標に向かっても色んな道があるねんし。道が曲がってるんやったら曲がったらいいやん。一方通行やったら別の道から進めばいいやん。社会の何を知ってるのん。今からやん。焦らんでいいねんで〜。大人になったら現実は向こうから来るわ」
と言って頭をなでで下さいました。

その日から息子は「夢なんて無い」と言わなくなりました。
今、「夢が無い若者が多い」と言いますが、大人が子供に早く現実を見せてしまったり、「夢と現実の受け止め方」を教えられないからかもしれません。

いよいよ3月・・・卒業式です。 卒業文集にどんな将来を描いているのか、母はとても楽しみです。