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「神奈川県・爆弾ママ様」から投稿頂きました。

 私には三人の子供がいます。
一番上は、五年生の真面目でどんくさい長男
二番目は、今年ピカピカの天然な小学一年生の長女
三番目は、まだまだ幼稚園にも入らないおてんば次女

今年の四月始業式の日、長男の帰りが遅く心配していると、すねるような、怒るような顔つきで長男が帰ってきました。
理由を尋ねても「入学式の準備で・・・一人でしていたから。」と答えるだけ。
みんなは適当にして教室にもどってしまったとか。
私は「どんくさい、また一人でやらされて。」と気にもとめませんでした。

入学式の日、一年生の娘の教室に入ると見事な「紙の桜の木」が黒板にありました。一年生は画用紙の桜の花を一枚一枚貼り、自己紹介をしながら「桜の木」を完成させてゆきます。「わあ~すごい。先生ありがとうございます」と感激し、家に帰りました。

夕食の時、「桜の木、よかったわあ、先生すごいねえ」と息子に話すと「あれをひとりでしていたから 昨日おそかってん。僕が入学した時すごくうれしくて、僕が準備するときには同じように準備してあげようって決めててん。」と言いました。
「えっ・・・?○組やけど・・・」
「あっそうなん?僕がやった桜の木や。」
それを聞いていた娘は「お兄ちゃんすごいなあ むっちゃうれしかった~ ありがとう!」とすごい笑顔。
「あああ・・・いいで」とぶっきらぼうにする息子を私は思わず抱きしめてしまいました。「あんただけやなあ 直接一年からお礼を言ってもらえるなんて。神様はちゃんとみてるんやなあ。」

真面目でどんくさい息子。
でもずっと入学式の「ありがとう」を覚えていた息子。自分と同じ様に一年にきれいな桜を用意してあげたかった息子。そして「桜をありがとう」と言ってくれた娘。
子供の純粋さに心が熱くなりました。君達の母で本当に良かった。