温かいゴール 2014.04.22 「広島県・レインボー様」から投稿頂きました。 先日、津山で開催されたマラソンに参加しました。元々は参加するつもりはなかったのですが、私はチームに入っていて、仲の良いメンバーが何名か参加するとのことで、 一緒に申し込んだのです。申し込んだ後で、高低差が280メートルもあり、前半登りで後半下りの難コースである事を知りました。前日体調が悪かったのと、前半の登りがきつかったのもあり、折り返し前から何度も足がつりそうになりました。しかし、応援の方達の声援や、途中のエイドステーションの飲み物や食べ物に救われ、何とか走り続けました。 それでもだんだんと遅れていき、完走を目標にコツコツ走っていると、一人の若者が声を掛けてくれました。彼は新入社員で、彼の会社では新入社員全員、このマラソンに参加させられるそうです。結局、制限時間の6時間が過ぎてしまい、係の方から、バスに乗りますかと聞かれましたが、彼と一緒に最後まで頑張ることにしました。何とかゴールまで辿りつくと、心配してくれたチームのメンバーと、彼の仲間が待ってくれていました。更には彼の仲間がゴールで、紐をゴールテープ替わりにしてくれていたのです。人の温かさをひしひしと感じながら、彼とそのゴールテープを切って、ゴールすることが出来ました。彼には、社会人として今後色んな事があると思いますが、諦めずにゴールした事を思い出し頑張って欲しいと思います。私にとっても、普通にゴールするよりも、深く思い出に残る素敵な大会になりました。皆さんに感謝です!