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小学校の思い出

「大阪府・堂本直正様」から投稿頂きました。

先日、「悩める教師・早期退職の裏側」というテレビ番組を見ました。

小学校の女性教師が、体制側の圧力と父母の勝手気ままな要求の板挟みになりながら、子どもの教育に励んでいくが耐えられなくなって、定年を待たずに去っていくという深刻な内容でした。

私はその番組を見て、遠い昔、楽しかった小学生の頃の出来事を思い出しました。

学校では授業が終わると、クラス全員で教室の掃除をします。ハタキをかける子、箒で床を掃く子、バケツに水を汲んできて濡れ雑巾で床拭きをする子。まじめにやる子もいるし、適当に手抜きをする子もいます。わいわいガヤガヤと、これもまた楽しいひとときでした。

「おーい。できたできた。先生呼んでこいや」
「あかん。きたない。やり直し」級長は厳しい子でした。

ある日、私は箒でチャンバラごっこに励み、そして箒を壊してしまいました。担任の男の先生は「バカモン!」の一言で、私の頬を叩きました。

家に帰ってから私は母に「今日、学校で先生に叩かれてん」と報告しました。「そうか、よかったな。明日も叩かれてきて。母さんの手が痛まんで大助かりや」と、叩かれた理由も聞かずに、母はこう言いました。

教師と生徒、そして親とが、互いの「信頼感」で結ばれていた時代だったと思います。そんな昔を懐かしく思い起こしました。