雨やどり 2006.02.27 「大阪府・有田タイ子様」から投稿頂きました。 私は新聞の集金をしている主婦です。料金を自動引き落としにされているものの、3ヶ月ほど支払いが滞っているお客様がいっらっしゃいました。お仕事がお忙しいのか、マンションに伺ってもなかなかお会いする事もできず、ポストに料金をお支払い下さいとのメモを入れておきました。しかし、その後もご連絡はなく会えない状態が続いていました。ある日、集金に廻っていたら、突然の雨にあってしまいました。集金に伺ったマンションを出たところでしたので、隣のビルの軒下で一休みしていました。その時、男性が目の前を通りました。私に気付くと、また引き返して来て、「新聞の集金の方ですよね?」と声をかけてこられました。 私が「そうです。」と答えると、男性は「隣のマンションに住んでいる○○号室の○○です。」とおっしゃいました。なんとその男性は、支払が留まっていた例の方だったのです。数回集金に伺った事しかなかったので、私はすっかりお顔を忘れていましたが、その男性は私を覚えていて下さったのです。そして、男性は滞納していた事を誤られ、その後すぐに支払って下さいました。たまたま雨に会い雨宿りしていた事、男性がたまたま通りかっかた事、そして私の顔を覚えていてくれた事、小さな偶然が重なって嬉しい出来事になりました。