雨の日
「大阪府・有田たい子様」から投稿頂きました。
新聞の集金の仕事に携わって、１年が過ぎようとしています。
ある雨の日のことです。とある医院に午後２時半頃に立ち寄りました。雨の降る中、女性が入口に立っておられました。会釈して自動ドアのボタンを押して、中に入ろうとすると、その方が声をかけてこられました。
「中に入れたのですか？助かりました。あなたが来られなかったら、いつまでも待っているところでした」とおっしゃるのです。まだ午後の診察が始まっていない時間でしたので、開いていないと思い、外で待っておられたとのこと。
私が「時間は分からないのですが、今頃だと開いているかな～と思ってきたんです。」とお答えすると、「よかったです。本当に助かりました。」と、その方は私に感謝して下さるので、私は照れくさくなり「お役に立てて、良かったです」と言いました。
普段通りにした事で、誰かに感謝されるなんて思ってもみなかったことで、とても嬉しくなり爽やかな気持になりました。喜んで頂いたことで、私も幸せな気分を味わう事ができ、有り難さを感じた出来事でした。