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真夜中の交差点

「大阪府・物種健吾様」から投稿頂きました。

20歳くらいの頃、真夜中に車で家に帰っていた時の話です。

途中に広い交差点があったのですが、そこを右折しようと右折レーンに入り、1番前に出て一旦停止しました。するとなんとそこでエンジンが止まってしまい、車が動かなくなってしまいました。バッテリーがあがってしまったのです!

これはやばいと思い、エンジンをかけ直そうとしても、エンジンはびくともしません。道路脇まで車を押すにしても、かなり広い道路なのでそれも難しい状況でした。

JAFか警察に電話しようとも考えました。しかし、真夜中の道路のど真ん中にライトのついていない車が停まっているわけですから、早くなんとかしないといけません。信号が変わって車の流れがこっちの方に向かってくるとかなり危険だと思い、ここに車が停まっていることを知らせる為に外に出て、発煙筒をたこうかどうしようかと迷っていました。その間も、横を車が通っていました。

その時です。「兄ちゃんどうしたんや?引っ張ったろ!」と救いの声。横を通り過ぎたと思っていたタクシ-が、なんと逆車線にもかかわらず戻ってきてくれたのです。

 

タクシーの運転手さんは、トランクを開けロープを取り出すと、素早い手つきで車と車をつないでくれ、道路脇まで引っ張っていってくれました。

 

私はほっとして、お礼をさせて下さいと言うと、「そんなんええよ!困ったときはお互い様や。」と運転手さんはおっしゃいました。更にはバッテリーの充電までして下さったのです。

 

あの時のタクシーの運転手さん、見ず知らずの者にも関わらず、助けて頂いて本当にありがとうございました!