2012年8月アーカイブ

友達

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今でも大事な友達であるK君の話です。

中学2年まで、K君とは少しも仲良くありませんでした。嫌いとかではなく、クラスも違い、部活も異なり、共通点が何もなかっただけでした。

私が通っていた学校には、クラスの関係ない選択授業というものがありました。その授業で、たまたま隣になったのがK君です。

最初は黙っていましたが、会話をしなくてはきまずいと思い、「俺はRっていうんだ、よろしく」と言うと、「こっちこそ、よろしく」とフレンドリーな口調に、すぐに意気投合し仲良くなりました。「誰か好きな子いるか?俺はA子やで」と言うと、「嘘だろ?俺もなんだけど、、」とまさかの好きな人が一緒。この事がきっかけで、更に仲が深まっていきました。

月日が立ち、K君はA子さんに告白したいという思いを抑えられなくなっきたようで、私にこう言ってきました。
「俺、本当にA子のことが好きだから、告白するわ」
私はその言葉を聞いて、K君は自分よりA子さんに対する思いが強く、K君の方がA子さんに相応しいと子供ながらに思い、応援することにしました。

その日がやって来ました。K君は公園でA子さんと待ち合わせていました。私は公園近くのコンビニで、ドキドキしながらK君が戻ってくるのを待っていました。

暫くすると、K君が泣きながら現れました。。。何も聞かず、公園のベンチまで一緒に歩きました。

「俺な、勇気を出して告白したんだ。そしたら他に好きな人がいるって言われて、誰なのかを聞いてみたら。。。そいつはRだって」

まさか自分のことが好きだとは思ってもみなかったので、気持ちを整理しようとしていたら、K君はそんな私にこう言ってきました。
「俺はおまえならA子さんを幸せにできると思う、俺の代わりに幸せにしてやってくれ」

こんな良い奴がいるのだろうか?自分が振られたばっかりで、こんなセリフが言えるなんて。。。私は戸惑いながらも、K君にそんな尊敬の念を抱きました。

今もあの時の思いは、私の中に強く残っています。

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