2009年11月アーカイブ

初めて大阪を訪れた日の事です。

いつかは行ってみたいと憧れていた大阪。それなのに、大阪に着いた日の私は、かなりブルーでした。

夜行バスを降りてすぐに足をくじいてしまい、真っ先に観光に行くはずが、まず最初に向かったのは病院だったのです。

病院での治療を終えて沈む気持ちと共に、いつになく重く感じる荷物をひきずりながら、観光を諦めホテルまでの道を歩いていました。駅から歩いてすぐのところに、たこ焼き屋さんがありました。店先ではおばあちゃんが、たこ焼きを焼いていらっしゃいます。

おばあちゃんは、荷物を引きずって歩いている私を見て、
「どこから来たの〜?」
と、親しげに声を掛けて下さいました。 見知らぬ人に話し掛けられて少し驚いたものの、
「東京からです」と答えると、
「わざわざ東京から来てくれたんやね〜」
と、とても優しい笑顔でおっしゃって下さいました。

そのおばあちゃんの笑顔に、前の年に亡くなった祖母を思い出しました。

かなり凹んでいましたが、おばあちゃんの一声に元気を頂きました。
大阪って、なんていい所なんだろう!と感じた出来事でした。

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紅葉で有名な、奈良県の談山神社に行ったときのことです。談山神社は、奈良盆地の南端、桜井市の南の600mぐらいの山の上にあります。

山歩きの好きな私は、談山神社だけでなく神社の裏手にある山(御破裂山)にも行ってみようと思い、観光客で賑わう神社の奥から山に入りました。深い森の中、山道を20分ほど登ると、藤原鎌足の墓のある山頂に着きます。墓の裏手には展望所もあります。

展望所から奈良盆地の眺望を楽しみ、帰ろうとした時のことです。墓の前の砂利道の片隅に、鍵らしきものが落ちているのに気がつきました。拾ってみると、キーホルダーにキーが2つくっついています。どうも車のキーと家の鍵のようです。
車のキーだけなら予備を持っている可能性もありますが、家の鍵と同時に無くしたらさぞかし困ることでしょう。これは放ってはおけません。

無くした人は多分神社の中や周囲を探し回っているだろうと思い、神社の社務所にに届けようと、急いで山道を戻ります。戻る途中も、ひょっとして落とし主と行き違いになるかも知れないと思い、鍵を手に持って体の前にかざし、ジャラジャラ音を鳴らしながら歩きました。

山道が終わりかけた頃です。深刻な形相で、急ぎ足で歩いてくるご夫婦に出会いました。後ろを歩いていた奥様の方が鍵束の音に気づき、「あっ、その鍵・・・」。

無事に鍵を取り戻すことの出来たお二人は大喜び!今までの血相を変えたような様子から一変し、満面の笑顔に。ほっとして、その場にへたり込みそうな感じさえしました。
鍵が見つからなかったら車にも乗れず、たとえ帰り着いても家に入ることも出来ないのですから、地獄にでも落ちたような気分だったのでしょうね。

鍵を拾えば誰でもするであろう当たり前のことをしただけなのですが、喜んでいただいて、こちらもとても嬉しくなりました。まるで何かものすごく得をしたような、さわやかな気分です。

人の役に立つというのは、これほど嬉しいものなのだ、と改めて感じた一日でした。

息子

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息子が、携帯電話でなにやら深刻な話をしています。

友達がミニバイクで事故ったようです。父親に事故後の対応についてあれこれ聞いている息子。主人も的確にアドバイスしてやり、それを息子は友人に伝えています。

ひとしきり話して、電話を切ったあとで
「俺、今からあいつの下宿に行ったるわ。」と言う息子。
「きっと落ち込んでるから、一人にしたるのはあかん。」

何か食べるものでも持っていくようにお金を渡し、気をつけて行くように言いました。

息子の優しい一面を見て、心が少し和みました。

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