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音楽と笑顔

「大阪府・粂昭彦様」から投稿頂きました。

私の妻は、6年ほど前から自閉症児に対する『音楽療法』のボランティア活動をしております。

近所の自治館を借りて、同じくボランティアの音楽療法士の方と一緒に、常に5〜6組の親子さんに対して活動をしています。この活動では、言葉や発達に遅れのある子供達に、楽器を通してリズムをとることや飛んだり跳ねたりすることを教え、心身の向上に努める音楽療法を行っているのです。

私と娘は、楽器や机などを運ぶお手伝いをしています。手伝いをする中で、このボランティア活動の苦労を多々みてきました。

ひとつは、資金の問題です。自治会館を借りるのも部屋代がかかります。笛や太鼓など楽器が壊れると、買い替えなければなりません。 また、笛や太鼓でリズムをとったり飛んだり跳ねたりするので、下の階で会合を行っている方から、『うるさい!』と怒鳴られることもありました。

そんな苦労も、嬉しさや喜びが打ち消してくれます。こんな事がありました。

毎回、1時間程かけて参加して下さっている親子(お父さんとお子さん)がいらっしゃいました。お子さんの名前は「たか君」、6歳です。 たか君は、うーとかあーとか声を出すことはありましたが、楽しさを表情に出すことがありませんでした。

半年ぐらい通って下さったある日のことです。いつも通りリズムをとって踊っていた時に、たか君が『キャッ』と声を出して笑ったのです!

全員が、一瞬静まりかえりました。

その後、「たか君が笑った!」と全員がたか君のところに集まって、たか君を抱き締めました。お父さんは号泣され、私達も喜びのあまり一緒に泣きました。「がんばって通った甲斐がありました。ありがとうございます!」そう言って、お父さんは何度も何度も皆に感謝されていました。

その日、親子で嬉しそうに帰って行かれた姿が、今でも忘れられません。この活動に少しでも関わる事ができて、本当に良かったと思っています。

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