荷物
知人の話です。
現在73歳になりますがご縁があって、週3回現役でお勤めさせてもらっています。通勤電車に乗ってわずか40分ばかりの距離なのですが、帰りは疲れるのでできるだけ座るようにしています。
2週間ばかり前の出来事です。たまたま座席が空いていなかったので立っていると、2人の幼い女の子と若いママさんが乗ってきました。驚いたのは、その荷物の多さです。2本の傘を含めると、大小さまざま10個くらいあったでしょうか。荷物の様子から見ると、キャンプ帰りのようでした。
2本の傘が私の方へ倒れてきたので、「ここに掛けておくといいですね」と、座席の横の金棒に掛けました。「空港で無理矢理、たくさんの荷物を積んだものですから・・・」という彼女の言葉に、これだけの荷物をどのようにして運んだのだろう、母親の力は偉大だと感心しました。どこまで乗るのかと尋ねるとA駅より手前のY駅までということだったので、 「ぼくはA駅です。Y駅に着いたら一緒に荷物を下ろしましょう」と申し出ました。
暫く乗っていると次第に乗客が少なくなり、離れたところに空席ができました。内心座りたいと思いましたが、今更離れるわけにはいかないので、ガマンしているうちにY駅に着きました。
それからがしばらくドタバタ。一番大きい荷物を運ぼうとすると、「それは重いから私が運びます」とお母さんが言いましたが、私が運び出しました。顔には出さなかったものの確かに重く、なんとか電車から下ろし男の面目を維持しました。
走り始めた電車の座席に座ると、たいしたことをしたわけでもないのに、なぜかちょっぴり幸せな気分になりました。そして、こんな機会に遭えたことが幸運のように思えてきました。
アップル様は先日も投稿して下さった方です。誠に有り難うございます!
『仲良くさせてもらっている方から聴いたお話です。連続投稿になりますが、その方の人柄を表すチョットいい話でしたので、こっそり(笑)送らせてもらいました。』とコメントも頂きました。いい事をすると、相手にも喜んで頂けその姿を見て、自分自身もいい気持ちになり、良い連鎖が生まれますね。




















